家を建てる前やその建設途中、そして工事完了後に儀式があるということをご存じでしょうか。
いずれの儀式にもその意味や目的がありますので、これから住宅の建築を考えている方はそのことについて知っておく必要があります。
その3つの儀式である地鎮祭と上棟式、そして竣工式についてまとめてみましたので、参考にしてください。
住宅を建築する際の儀式である地鎮祭について
神主やスーツを着た方々が、しめ縄で囲まれた空き地に集まってなにかをしているといった光景を目にすることがありますが、あれは地鎮祭をおこなっている様子なのです。
この地鎮祭とは、その土地の氏神様にその土地を使わせてもらうための許しを得るという目的のための儀式で、工事の安全を祈願し施主と神主、そして工事関係者などが出席します。
費用、つまりお祝儀としては「初穂料」の名目で2~5万円が相場となり、他にもお供え物や近隣への挨拶回りに渡す粗品、神主の車代など総額で10万円程度とみてください。
注文住宅の建築での上棟式という儀式について
家を建てるときは、まず基礎工事から始めその基礎の上に柱を立てて、梁を渡し家の骨組みを作っていくわけですが、その最後の段階で家のもっとも高いところへ棟木を取り付けます。
この棟木を取り付けた後に執りおこなうのが上棟式で、目的としては棟上げを無事に終えたことへの感謝と、その後の工事の安全を祈願するものとなります。
以前はこの上棟式には氏神様である神社の神主を呼びおこなっていましたが、最近では現場の棟梁や現場監督などが仕切って式を進めていくことが多いようです。
そしてこのときもご祝儀が必要で、棟梁に1~3万円、現場監督や設計士には5千円~2万円、その他にもお弁当代やお供え物などこちらも総額で10万円ほどが相場となります。
住宅の建築が完了したときの儀式である竣工式について
住宅の建築工事が無事に終わり、その成就に対して関係者への感謝と披露も含めておこなう儀式のことを竣工式と言い、地鎮祭と上棟式と併せて建築祭式の「三大祭式」と呼ばれています。
この竣工式はニュースなどでよく見かけるもので、大きな商業施設やビルの完成時に関係者がテープカットをおこなうといった様子のものです。
一般の住宅では引き渡し後の忙しい時期と重なるため、施主や工事関係者ともに時間を割けないことが多く、必ずしも必要ではないので無理におこなうこともないでしょう。
まとめ
住宅を建てるということは、多くの方々がその工事に携わるということでもあります。
工事の安全を願うと同時に関係者の方々に感謝するという意味でも、こういった儀式はおこなったほうが良いとされています。
施主としても区切り区切りで儀式をおこなうことで、家が完成へと近づいていく喜びを実感できることでしょう。
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